向居村(読み)むかいむら

日本歴史地名大系 「向居村」の解説

向居村
むかいむら

[現在地名]鮭川村向居

集落は鮭川右岸の山麓に位置し、同川が大きく蛇行する南東部の沖積地に耕地が展開、東方対岸は川口かわぐち村。向井村とも記した(天保郷帳など)。古くは川口村のうちであったが、片岡利兵衛が田地を見立て承応三年(一六五四)開発に着手、元禄一六年(一七〇三)同村より分離した(新庄領総高控)。明和三年(一七六六)には高三五八石余、うち田方三〇九石余、反別二九町五反余、うち田方二二町五反余(吉村本村鑑)。文政一〇年(一八二七)には竈数三〇(うち借屋一)、人数一七一、駄馬一三(前掲総高控)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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