鮭川村(読み)さけがわむら

日本歴史地名大系 「鮭川村」の解説

鮭川村
さけがわむら

面積:一二二・一五平方キロ

郡の中央西側に位置し、北は真室川まむろがわ町、東は新庄市、南は戸沢とざわ村、西は飽海あくみ平田ひらた町と接する。最上川支流の鮭川が、村の中央やや東寄りを南流し、右岸まがり川、左岸うち川・泉田いずみた川などを合せる。概して鮭川東部水田が多く、さらに東方の新庄盆地との間は丘陵地。西部出羽山地に連なる山間地で、その間を蛇行する曲川流域が狭い水田になっている。JR奥羽本線が村の東北端を通り、鮭川左岸の主要地方道新庄―真室川雄勝おがち線、これと交差する県道曲川まがりかわ―新庄線、大芦沢おおあしざわ京塚きようづか―新庄線などが主要交通路となっている。村域の七割近くを山林原野が占め、田地が約一〇パーセント、畑地が約三パーセント、ほかに河川の占める割合が大きい点が注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鮭川村」の意味・わかりやすい解説

鮭川〔村〕
さけがわ

山形県北部,出羽山地東縁の村。東部は新庄市に接し,新庄盆地の北部に位置する。 1954年豊里村,豊田村合体。最上川の支流鮭川が中央を南北に貫流する。米のほか山菜を産し,畜産も行われる。西部に羽根沢温泉がある。面積 122.14km2人口 3902(2020)。

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