向津留村(読み)むこうづるむら

日本歴史地名大系 「向津留村」の解説

向津留村
むこうづるむら

[現在地名]玉名市向津留

北を菊池川が流れ、東は寺田てらだ村、南は立山たてやま村に接する。川沿いに三池みいけ往還東西に通り、六里の里数木がある。応永一〇年(一四〇三)五月一三日の大野朝隆寄進状(寿福寺文書)に相伝の私領として「玉名西郷大野別符河崎名内向津留不動堂免畠」がみえ寿福じゆふく寺の鎮慶に寄進されている。慶長九年(一六〇四)二月の検地帳には「伊倉之内向津留村」とみえ、田一四町八反二畝余・畠三五町七畝余・屋敷二五筆一町五反四畝余、分米四五三石七斗余、家数四七・人数九三、牛九・馬二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android