デジタル大辞泉
「三池」の意味・読み・例文・類語
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みいけ【三池】
- [ 1 ]
- [ 一 ] 福岡県大牟田市東部の地名。江戸時代、柳川藩支藩立花氏一万石の城下町として栄え、藩営の炭坑が開発された。明治以後は石炭の積出港をもつ日本有数の炭鉱町として知られた。
- [ 二 ] 福岡県の南西部の郡名。筑後平野南端、有明海に面する。古くは「みけ」といい、三毛とも書いた。大正六年(一九一七)郡内に大牟田市が成立。
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 天正カルタの一つ。一六世紀、カルタがはじめて日本に伝来してのち、これをもとにして[ 一 ][ 一 ]で製造された日本最初のカルタ。後に京都で製造されるようになった。〔雍州府志(1684)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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三池【みいけ】
福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる鉱工業地区。筑後川河口から有明海底に及ぶ第三紀始新世の地層に推定埋蔵量約20億tの三池炭田があり,三井鉱山三池炭鉱の三池鉱から高品位の粘結炭を産出。1959年―1960年の三池争議,死者458人を出した1963年の三川鉱炭塵(たんじん)爆発事故があった。積出港として1908年に築造された三池港があり,大牟田市には石炭化学工業地域が発達しているが,1997年春に三池炭鉱は閉山され,地域の産業は転換を余儀なくされている。2015年,三池港,三池炭鉱宮原坑・万田坑,三池炭鉱専用鉄道敷跡の各施設が,〈明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業〉の構成資産として世界文化遺産に登録。
→関連項目大牟田[市]|益田孝
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三池
みいけ
福岡県南西端,大牟田市の有明海に臨む旧町域。1889年三池町,新町,歴木村,今山村が合体し三池町として町制施行。1941年大牟田市に編入。三池炭鉱の積出港として 1908年に竣工した三池港がある。同 1908年開港場に指定され,1951年重要港湾に指定,1971年三井鉱山から県に移管された。港は長い防波堤と干満の差を防ぐ閘門設備により,干潮時でも水深 9m以上を保つようにつくられている。対岸の島原との間に連絡船があり,雲仙への玄関口。2015年三池港が世界遺産の文化遺産に登録された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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