君子は義に喩り、小人は利に喩る(読み)くんしはぎにさとり、しょうじんはりにさとる

故事成語を知る辞典 の解説

君子は義に喩り、小人は利に喩る

立派な人物は、それが正義であるかどうかをすぐに考えるが、つまらない人物は利益になるかどうかとすぐに考える、ということ。

[使用例] そこがそれ、小人は利にさとるとかなんとかいって、目の前へ儲けてやって見せてからでないと、お説法を信用しない[中里介山大菩薩峠|1913~41]

[由来] 「論語じん」の孔子のことば。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android