デジタル大辞泉 「吹き出づ」の意味・読み・例文・類語 ふき‐い・ず〔‐いづ〕【吹き▽出づ/噴き▽出づ】 [動ダ下二]「吹き出す」に同じ。「珍しき風―・づる時に」〈宇津保・内侍督〉「―・づる物の音ども」〈源・総角〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「吹き出づ」の意味・読み・例文・類語 ふき‐い・ず‥いづ【吹出】 [ 1 ] 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙① 風が吹き始める。吹いてくる。[初出の実例]「をぎのはのふきいづる風にあききぬとひとにしらるるしるべなりける」(出典:躬恒集(924頃))② 吹いて出てくる。わき出てくる。また、皮膚にでき物などが生じる。[初出の実例]「いなづまいたくして、いひしらぬかうばしきか、ふきいでたるに」(出典:有明の別(12C後)一)[ 2 ] 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙 笛などを吹き鳴らす。[初出の実例]「声々ふきいづる物の音ども」(出典:源氏物語(1001‐14頃)総角) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例