吹き紛ふ(読み)フキマガウ

デジタル大辞泉 「吹き紛ふ」の意味・読み・例文・類語

ふき‐まが・う〔‐まがふ〕【吹き紛ふ】

[動ハ四]風に吹かれて入り乱れる。
「梅の香も御簾みすうちの匂ひに―・ひて」〈初音

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「吹き紛ふ」の意味・読み・例文・類語

ふき‐まが・う‥まがふ【吹紛】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 風に吹かれて入り乱れる。風に吹き乱されて、物の区別がつかなくなる。吹き乱れる。
    1. [初出の実例]「梅の香も、御簾のうちの匂ひにふきまかひて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)

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