呉女(読み)ごじょ

精選版 日本国語大辞典 「呉女」の意味・読み・例文・類語

ご‐じょ‥ヂョ【呉女】

  1. 〘 名詞 〙 伎楽面一つ。伎楽面中唯一の女性で、伎楽では蛮人崑崙に手荒な扱いを受ける筋になっているので、呉女は愛らしくつつましやかな顔立ちに作られている。
    1. 呉女〈奈良東大寺蔵〉
      呉女〈奈良東大寺蔵〉
    2. [初出の実例]「楽器衣服第六〈略〉呉女二面〈一面桐、在金銅簪〈略〉〉」(出典西大寺資財流記帳‐宝亀一一年(780)一二月二五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む