周世村(読み)すせむら

日本歴史地名大系 「周世村」の解説

周世村
すせむら

[現在地名]赤穂市周世

千種ちくさ川の左岸高雄たかお山の南東麓にあり、東は佐方さがた村・雨内あまうち(現相生市)、南は根木ねぎ村。古い姫路街道は北方の周世坂(峠)を越えて山陽道に通じた。古代周勢すせ郷、中世周世郷の遺称地。文禄三年(一五九四)九月八日の真殿村検地帳(真殿自治会有文書)に「すせ」とみえる。慶長五年(一六〇〇)姫路城(藩)主池田輝政領(寛政重修諸家譜)、同一八年備前岡山藩領となり、同二〇年赤穂藩領。正保二年(一六四五)一時幕府領となる(寛政重修諸家譜・赤穂市史)。同年再び赤穂藩領となり、元禄一四年(一七〇一)幕府領、同一五年赤穂藩領、宝永五年(一七〇八)相模小田原藩領、延享四年(一七四七)幕府領、明和六年(一七六九)以降幕末まで尼崎藩領(赤穂市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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