精選版 日本国語大辞典 「呼馴・呼慣」の意味・読み・例文・類語
よび‐な・れる【呼馴・呼慣】
〘他ラ下一〙 よびな・る 〘他ラ下二〙
① なれなれしく呼ぶ。
※枕(10C終)五七「げす女の名よびなれていひたるこそにくけれ」
② そう呼ぶことになれている。習慣としてそう呼ぶ。「呼びなれた名」
よび‐ならわ・す ‥ならはす【呼馴・呼慣】
〘他サ五(四)〙 正式名称は別にあるが、そういう名で呼ぶのを習慣としている。呼びなれている。
※随筆・吉原大全(1768)二「自然ときのじやとよびならはしける、今はすべて台肴やの家の名となりぬ」
よび‐なら・す【呼馴・呼慣】
〘他サ五(四)〙 そういう名で呼ぶことを習慣とする。通称として呼ぶ。
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