和戸郷(読み)やまとへごう

日本歴史地名大系 「和戸郷」の解説

和戸郷
やまとへごう

和名抄」高山寺本・東急本ともに訓を欠く。「日本地理志料」はヤマトと読むが、ヤマトヘ(倭部)とも読める(県史通史編一)。天平一九年(七四七)法隆寺伽藍縁起並流記資財帳に、同一〇年四月一二日聖武天皇が法隆寺に施入した食封二〇〇戸のうちに「足下郡倭戸郷五十戸」があり、当郷のことと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android