和田浜村(読み)わだはまむら

日本歴史地名大系 「和田浜村」の解説

和田浜村
わだはまむら

[現在地名]豊浜町和田浜

北と南を西流する白坂しらさか川・吉田よしだ川に挟まれた地域にあり、西はひうち灘に面し、北は姫浜ひめはま村。湊は良港として知られる。寛永国絵図では「和田浜分」とみえ、和田郷に所属。寛永一七年(一六四〇)の生駒領高覚帳では二四三石余、うち新田悪所一石五斗余。同一八年の小物成は米七斗(御菜代)であった(山崎領小物成帳)。「西讃府志」によれば村の広さは東西八町二三間・南北六町四八間。長さ一二〇間の波戸があり、加子七戸。高三九二石余、反別五一町六反余、うち畑一三町七反余・屋敷一町余。家数四八〇・人数二千三〇一。船は二〇〇石二、一五〇石一、九〇石六、六〇石九、四〇石五、二〇石三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android