咎徴(読み)きゅうちょう

精選版 日本国語大辞典 「咎徴」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ちょうキウ‥【咎徴】

  1. 〘 名詞 〙 悪いしるし。悪いむくい。
    1. [初出の実例]「仏法有験、咎徴必転」(出典江都督納言願文集(平安後)一)

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普及版 字通 「咎徴」の読み・字形・画数・意味

【咎徴】きゆう(きう)ちよう

天のとがめのしるし。〔漢書、郊祀志下〕瑞未だはれず、咎仍(しき)りに臻(いた)る。三郡の奏するを迹(たづ)ぬるに、皆變故り。

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世界大百科事典(旧版)内の咎徴の言及

【凶徴】より

…また悪い行いに対して天がとがめとしてくだすと信ぜられた自然の異変現象。中国では一般に咎徴(きゆうちよう)とよばれ,《書経》洪範篇では,君主の5種の悪行にたいして,雨つづき,ひでりつづき,暑さつづき,寒さつづき,風つづきの異変が応ずるとする。伏生の《洪範五行伝》,さらにそれをうける《漢書》五行志はこのような考えをいっそう敷衍する。…

※「咎徴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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