さき‐こ・める【咲込】
- 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]さきこ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 - ① 多くの花が隙間もないようにびっしり咲く。咲き誇って溢れる。
- [初出の実例]「さきこめて花に枝なきさかりかな〈飛鳥井雅親〉」(出典:新撰菟玖波集(1495)発句)
- ② 他の物を中に入れて咲く。
- [初出の実例]「ますげ生ふる野辺の沼水もらさじとさきこめてける杜若かな〈藤原為盛〉」(出典:丹後守為忠百首(1134頃か)春)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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