咳かふ(読み)シワブカウ

デジタル大辞泉 「咳かふ」の意味・読み・例文・類語

しわぶか◦う〔しはぶかふ〕【×咳かふ】

[連語]《動詞「しわぶく」の未然形+反復継続の助動詞」。上代語》しきりにせきをする。
糟湯酒かすゆざけうちすすろひて―◦ひ鼻びしびしに」〈・八九二〉

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精選版 日本国語大辞典 「咳かふ」の意味・読み・例文・類語

しわぶか‐・うしはぶかふ【咳う】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「しわぶく(咳)」に継続・反復の助動詞「ふ」の付いたもの ) さかんにせきをする。
    1. [初出の実例]「堅塩を 取りつづしろひ 糟湯酒 うちすすろひて 之叵夫可比(シハブカヒ) 鼻びしびしに」(出典万葉集(8C後)五・八九二)

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