唇を反す(読み)クチビルヲカエス

デジタル大辞泉 「唇を反す」の意味・読み・例文・類語

くちびるかえ・す

《「史記」平準書から》憎んで悪口を言う。唇をひるがえす。
万人―・すべし」〈平家・八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「唇を反す」の意味・読み・例文・類語

くちびる【唇】 を 反(かえ)

あざけりそしる。誹謗(ひぼう)する。悪口を言う。唇をひるがえす。
玉葉‐仁安三年(1168)正月二日「光盛奉行頗無志〈略〉突鼻不便云々、人々返唇内取上之
保元(1220頃か)中「皆人、脣を反して、そしり参らせけり」 〔史記‐平準書〕

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