誹謗(読み)ヒボウ

デジタル大辞泉 「誹謗」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぼう〔‐バウ〕【××謗】

[名](スル)他人を悪く言うこと。そしること。「陰で他人を誹謗する」「誹謗中傷
[類語]悪口わるくち悪態陰口謗り中傷悪口あっこう雑言罵詈罵詈雑言悪罵嘲罵痛罵怒罵面罵罵倒讒謗悪たれ口憎まれ口悪し様ぼろくそ口汚いくそみそこき下ろすけなくさそしけちを付ける難癖を付ける

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精選版 日本国語大辞典 「誹謗」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぼう‥バウ【誹謗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「ひほう」。「謗」は「ほう」が正音、「ぼう」は慣用音 ) 他を悪くいうこと。そしること。
    1. [初出の実例]「或生誹謗反堕罪辜」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)一〇月辛巳)
    2. 「命ながくて見ましかば、いかばかりそしりひほうせまし」(出典:枕草子(10C終)三三)
    3. 「僕が旧政府の事を誹謗(ヒバウ)(〈注〉ソシル)するは」(出典:開化問答(1874‐75)〈小川為治〉二)
    4. [その他の文献]〔史記‐高祖紀〕

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普及版 字通 「誹謗」の読み・字形・画数・意味

【誹謗】ひぼう(ばう)

そしる。〔史記、高祖紀〕老、秦の苛法しむこと久し。誹謗するは族(一族みな殺し)せられ、偶語(ぐうご)する市(きし)せらる。~吾(われ)當(まさ)に關中に王たるべし、老とす、法三のみ。~秦人大いに喜び、軍士を獻す。

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