唐王村(読み)とうのうむら

日本歴史地名大系 「唐王村」の解説

唐王村
とうのうむら

[現在地名]大山町唐王

所子ところご村の西にあり、江東こうとう川が西流する。村名は唐王神社(現唐王松籬神社)にちなむ。拝領高は四七三石余、本免は三ツ九分。寺島氏・秋田氏・鈴木氏の給地があった(給人所付帳)。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「伯耆誌」では高五三〇石、竈数二〇、天保九年(一八三八)の御巡見様御通行万端袖控(橋井家文書)では家数四一。幕末の六郡郷村生高竈付では生高五二九石余、竈数四〇。藪役銀七匁を課されていた(藩史)。字村屋敷むらやしきの唐王神社は創立年代不詳。古くは唐王御前とうのうごぜん神社といった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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