唐絵目利(読み)からえめきき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「唐絵目利」の意味・わかりやすい解説

唐絵目利
からえめきき

江戸時代長崎を通じて輸入される品物うち中国絵画など外国絵画を検閲鑑定,模写する役職名。元禄 10 (1697) 年頃渡辺秀石がなったのが最初で,次いで広渡 (ひろわたり) ,石崎,荒木の3家が加わって,上記4家がそれぞれ世襲し,いずれも長崎に居住した。

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世界大百科事典(旧版)内の唐絵目利の言及

【石崎融思】より

…江戸後期の長崎の画家。荒木元融の子で唐絵目利(からえめきき)石崎家の名跡を継ぎ,文化年間(1804‐18)には長崎画壇の大御所となった。唐絵目利職は長崎奉行の直轄下にあり,舶載画の鑑定や輸入品の図写を仕事としたため,写生的な画風を要求された。…

※「唐絵目利」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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