(読み)タク

デジタル大辞泉 「啄」の意味・読み・例文・類語

たく【啄】[漢字項目]

人名用漢字] [音]タク(呉)(漢) [訓]ついばむ
くちばしでつつく。ついばむ。「啄木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「啄」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 10画

(旧字)
11画

[字音] タク
[字訓] ついばむ・くちばし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(たく)。にうちたたく意がある。〔説文〕二上に「鳥のらふなり」とあって、嘴(くちばし)でつつき、ついばむことをいう。啄啄はその声。もと擬声語である。

[訓義]
1. ついばむ、嘴でたたく、かむ。
2. くちばし。
3. たたく音。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 久不(くふ)、波牟(はむ)、、須不(すふ)〔和名抄 伊波牟(ついばむ)〔名義抄 ツイバム・ツイクフ・テラツツキ 〔字鏡集〕 ハム・ツイバム

[語系]
teok、tiokは声義近く、tioもその系統の語。は喙(くちばし)、(ちゆう)は鳥口をいう。

[熟語]
啄害・啄撃啄食・啄啄・啄・啄木
[下接語]
一啄・鷸啄・飲啄・啄・呼啄・鳥啄・剝啄・俛啄・鳴啄・粒啄

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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