啜り込む(読み)すすりこむ

精選版 日本国語大辞典 「啜り込む」の意味・読み・例文・類語

すすり‐こ・む【啜込】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. 液汁を、音を立てて口に吸い入れる。
    1. [初出の実例]「蓬の熱い浸液をすすりこんで中座した」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)
  3. 垂れた涙や鼻汁を息とともに吸い入れる。
    1. [初出の実例]「涕を拭(かん)で歯を磨てもらひてへナ。其スウスウとすすり込(コ)む音が何分気障(きざ)だ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android