善名称院(読み)ぜんみようしよういん

日本歴史地名大系 「善名称院」の解説

善名称院
ぜんみようしよういん

[現在地名]九度山町九度山

九度山集落の南部にあり、真田さなだ庵ともよばれる。伽羅陀山と号し、高野山真言宗。本尊地蔵菩薩。真田昌幸・幸村父子が幽居した旧宅を、寛保元年(一七四一)に僧大安が寺としたのに始まると伝える。「続風土記」は土砂堂・大安上人霊屋・蔵屋・鎮守社があるとし、当地は「真田安房守昌幸并左衛門尉幸村居宅の地にて土人真田屋敷と呼ふ、慶長中昌幸死して此地に葬る、宝篋印塔あり、側に幸村の像あり」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 城郭 本堂 大和

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む