日本歴史地名大系 「善明村」の解説 善明村ぜんみようむら 愛知県:西尾市善明村[現在地名]西尾市善明町市の東に位置し、須美(すみ)川と広田(こうた)川との間の沖積地に開けた集落よりなる。三河国郷帳や「三河国二葉松」ではゼンメイとよぶ。永禄四年(一五六一)四月、大炊助好景は勝ちに乗じて吉良義昭の軍を善明の堤に攻めたが、敵の包囲にあって戦死した。近世は、初め大河内松平氏領、宝永二年(一七〇五)旗本津田氏領となり岡山(おかやま)陣屋(現幡豆郡吉良町)の支配を受け幕末に至る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報