日本大百科全書(ニッポニカ) 「喜屋武崎」の意味・わかりやすい解説 喜屋武崎きゃんざき 沖縄県、沖縄本島の南西端、糸満市(いとまんし)にある岬。喜屋武岬ともいう。しばしば沖縄本島最南端と記載されるが、隣接する荒崎のほうが若干南側に位置する。裾礁(きょしょう)からなるサンゴ礁原に取り巻かれ、陸地部は琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる低位段丘で岬をなす。春の大潮の干潮時などには、魚貝類や海藻とりの人出でこの一帯はにぎわう。近くには名城ビーチ(なしろびーち)や具志川城跡(ぐしかわじょうあと)(国指定史跡)もあり、沖縄戦跡国定公園となっている。[目崎茂和] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例