裾礁(読み)きょしょう(英語表記)fringing reef

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

裾礁
きょしょう
fringing reef

サンゴ礁の一種。岸サンゴ礁ともいう。島または陸地の周縁に接して発達しているもの。その幅は砂浜のある緩斜面風浪の弱いところで広く,磯の部分,風浪の強いところ,海水の濁りやすいところで狭い。サンゴ礁の発達段階の初期に相当するもので,次第に堡礁に移化すると考えられる。

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百科事典マイペディアの解説

裾礁【きょしょう】

サンゴ礁の一形態。島などの(すそ)の部分に陸地に接し陸地を取り巻く形でできたもの。サンゴ礁発達の初期に見られる。

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大辞林 第三版の解説

きょしょう【裾礁】

洋島の海岸を取り囲む形で、水中の浅い所に発達する珊瑚さんご礁。赤道周辺の島に多く見られ、日本では奄美・沖縄・小笠原の諸島にある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

裾礁
きょしょう

火山島などの島や陸地の岸に密着して形成されたサンゴ礁。陸地とサンゴ礁との間に礁湖はみられず、平坦(へいたん)なサンゴ礁の礁原が続き、その一部は低潮時に干出する。島とサンゴ礁との間に礁湖が認められるものは堡礁(ほしょう)という。[豊島吉則]

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精選版 日本国語大辞典の解説

きょ‐しょう ‥セウ【裾礁】

〘名〙 島の周囲、また大陸の周縁に密着してできた珊瑚礁。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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世界大百科事典内の裾礁の言及

【サンゴ礁(珊瑚礁)】より

…サンゴ礁地形の平面形や断面形は,場所ごとの生態的条件,海底地形の条件とともに,それ以上に後述する第四紀の海水準変化と海水温度変化によって決められている。この結果サンゴ礁は,エプロン礁apron reef,裾礁fringing reef,堡礁barrier reef,環礁atoll,卓礁table reef,離礁patch reefに大別される(図1)。各タイプの分類規準となる地形要素は礁湖の有無や深度,堤状をなす礁外縁が低潮位面にほぼ一致した平たん部すなわち礁原reef flatの連続性の程度,外洋側の礁斜面の基底部の深度および陸棚の幅に対する礁全体の幅の相対的な位置,このほかに中央島の有無などである。…

※「裾礁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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