日本歴史地名大系 「荒崎」の解説
荒崎
あらさき
沖縄島最南端の岬。北緯二六度〇四分一四秒・東経一二七度四〇分四二秒。岬一帯は琉球石灰岩の段丘で構成され、岬の西側は一〇―三五メートル、東側は一〇メートル以下の海食崖をなす。岬の前面はサンゴ礁を欠くが、その周辺には幅の狭い干瀬のサンゴ礁がある。なお荒崎の地名はアラ神(海神)が上陸する崎(先)に由来するともいわれる。ホールの「朝鮮・琉球航海記」にみえるサウス・ポイントは、「この海岸は七〇フィートから八〇フィートもあろうかと思われる断崖で、波の浸食による大きな洞穴が無数にうがたれている」「島の最南端では比較的、サンゴ礁の危険は少なかった」という記述内容から、これまでいわれている
荒崎
あらさき
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報