喧嘩過ぎての棒乳切り(読み)けんかすぎてのぼうちぎり

ことわざを知る辞典 「喧嘩過ぎての棒乳切り」の解説

喧嘩過ぎての棒乳切り

けんかが終わってから棒を持ち出す意で、時機に遅れてなんの役にも立たないことのたとえ。

[使用例] 喧嘩過ぎての棒ちぎり今から騒いでどうするよせよせ[徳富蘆花*思出の記|1900~01]

[解説] けんかが終わってから棒を持ち出しても、役に立たないばかりか、空いばりとばかにされることにもなります。古くは「いさかい果てての棒乳切り木」といいましたが、江戸中期からは「喧嘩過ぎての棒乳切り木」が多くなり、さらに末尾の「木」をあまりいわなくなりました。「棒乳切り木」は、中央部分をやや細く削った棒で、立てると乳のあたりの高さになるもの。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む