嘗よう(読み)なめるよう

精選版 日本国語大辞典 「嘗よう」の意味・読み・例文・類語

なめる【嘗】 よう

  1. 舌でなめ取るように、くまなく行き渡る形容に用いる。
    1. [初出の実例]「水は船底を嘗めるやうにさらさらと引いて石垣へだぶり」(出典:葛飾砂子(1900)〈泉鏡花〉六)
  2. 舌でやさしくなめるように、子どもをかわいがる形容に用いる。
    1. [初出の実例]「やっとつかまり立ちするやうになった男の子を伯母はなめるやうに可愛がって」(出典:ある女(1973)〈中村光夫〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む