普及版 字通 「噤」の読み・字形・画数・意味


16画

(異体字)
11画

[字音] キン
[字訓] つぐむ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は禁(きん)。禁に禁止し閉ざす意がある。〔説文二上に「口閉すなり」とあり、口をつぐむ、発言しないことをいう。字はまたに作る。

[訓義]
1. つぐむ、口つぐむ、ものいわぬ。
2. とじる、とざす。
3. 吟と通用し、なげく、うたう。

[古辞書の訓]
名義抄〕噤・ フフム・トヅ・ツキヌ・スム・ツクム・ハクフ 〔字鏡集〕噤・ ヨロコブ・クチハシ・ハフク・フフム・トヅ・スフ・ツムグ

[熟語]
噤頤噤咽噤臥噤害噤吟・噤噤口噤戦噤閉噤黙噤門

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android