四つの蛇(読み)ヨツノヘミ

デジタル大辞泉 「四つの蛇」の意味・読み・例文・類語

よつ‐の‐へみ【四つの蛇】

天地肉体を形成している地・水・火・風の4要素を、4匹の毒蛇にたとえた語。四蛇しだ
「―五つものの集まれるきたなき身をばいとひ捨つべし離れ捨つべし」〈仏足石歌

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 しだい 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「四つの蛇」の意味・読み・例文・類語

よつ【四つ】 の 蛇(へみ)

  1. ( 「四蛇(しだ)」の訓読み ) 宇宙を形成し、肉体を形づくる地・水・火・風の四大(しだい)を一つ箱の中にいる四匹の蛇にたとえた語。
    1. [初出の実例]「与都乃閇美(ヨツノヘミ)五つの鬼の集まれる穢き身をば厭ひ捨つべし離れ捨つべし」(出典:仏足石歌(753頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android