…さいころ賭博の隆盛とともに,一定の目のみを記したり,詰物をして特定の目がでるように細工した賽も現れた。 日本の賽は,古代より中世にかけて双六盤(すごろくばん)の駒を動かす補助具として用いられたが,中世に賭博用具として分離し,四一半(しいちはん),七半(しちはん)という賭博が広く行われた。詳細は不明であるが,さいころの4と1,あるいは2個の目の合計で7の目が出たときは賭け手の賭金の半分を胴元が取る方法と推定される。…
※「四一半」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」