四丁一番町(読み)しちよういちばんちよう

日本歴史地名大系 「四丁一番町」の解説

四丁一番町
しちよういちばんちよう

[現在地名]金沢市東山ひがしやま一―二丁目

北陸街道を通りとする森下もりした町の東に位置。同街道と並行する通りを挟む両側町。北東裏金屋うらかなや町へと続き、南西観音かんのう町、東は四丁二番町。通りの長さは約一五〇間、通りの中ほどに森下町を結ぶ小路がある(享保町絵図)。続漸得雑記(加賀藩史料)の元禄三年(一六九〇)の記事に火災類焼町として町名がみえ、同九年の書上(「片岡孫作筆録」加越能文庫)に地子町とある。文化八年(一八一一)の家数一〇一(うち武家一二・寺社等三・医師二)肝煎は孫六(金沢町絵図名帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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