四十九村(読み)しじゆうくむら

日本歴史地名大系 「四十九村」の解説

四十九村
しじゆうくむら

[現在地名]上野市四十九町・問屋とんや

久米くめ村の南。久米川下流の平地を主とし、行基が聖武天皇の勅を奉じて一国一院の計四九院を創建し、一院が当地に建てられたとの地名伝承があり、初めは四十九院しじゆうくいん村、古くは田守たもりと称したという(伊水温故)。丘麓の南山田みなみやまだ遺跡は複合口縁・小型丸底坩の土師器、久米山東北麓の立岡たておか遺跡はサヌカイト剥片や土師器・須恵器久米山くめやま一号古墳は横穴式で、人骨・直刀・土師器・轡などを出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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