四清(読み)シセイ

デジタル大辞泉 「四清」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【四清】

文人画画題の一。梅・桂・菊・水仙を描くもの。

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精選版 日本国語大辞典 「四清」の意味・読み・例文・類語

し‐せい【四清】

〘名〙
中国四人風雅の人。王右軍(羲之)・軒轅彌明・玉川子盧仝)・林和靖(逋)の四人をいう。文人画の画題。
② 梅・桂・菊・水仙の四つ東洋画の画題として描かれる。

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世界大百科事典(旧版)内の四清の言及

【社会主義教育運動】より

…毛沢東は,62年の中共8期10中全会で,社会主義社会を貫いて階級闘争が存在するという過渡期階級闘争理論を打ちだし,それをふまえて社会主義教育運動を発動した。 初め運動は,都市の大学・専門学校や機関のスタッフを工作組として農村や工場に〈蹲点(住みこみ)〉させ,清賬(帳簿点検),清財(財政点検),清庫(在庫点検),清工(労働点数点検)の〈四清〉をすすめるなかで,大衆を立ちあがらせ,新生ブルジョア分子を摘発し,階級闘争と階級教育を行う目的で始められた。しかし,生産の組織化を重視する劉少奇の側からは,汚職摘発運動に比重のかかった指導が行われ,運動は下部で混乱した。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」