回り遠い(読み)マワリドオイ

デジタル大辞泉 「回り遠い」の意味・読み・例文・類語

まわり‐どお・い〔まはりどほい〕【回り遠い】

[形][文]まはりどほ・し[ク]
遠回しでもどかしい。まわりくどい。
「僕は―・い物の言いようをするのは厭だから」〈鴎外灰燼
遠回りである。
本道は―・し」〈浄・川中島

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精選版 日本国語大辞典 「回り遠い」の意味・読み・例文・類語

まわり‐どお・いまはりどほい【回遠】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]まはりどほ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 遠回りである。
    1. [初出の実例]「本道は廻り遠し、直ぐに打てば一里余り」(出典:浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)道行)
  3. まわりくどくて、することが敏速でない。もどかしい。また、言うことなどが、遠回しである。婉曲(えんきょく)である。
    1. [初出の実例]「達磨の九年面壁、扨も廻り遠し」(出典:慶長見聞集(1614)三)

回り遠いの派生語

まわりどお‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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