最新 地学事典 「回反軸」の解説
かいはんじく
回反軸
inversion axis
結晶における対称の要素のうちの回転軸(対称軸)と対称心(反転)の操作を同時に行ったと考えられる対称の要素。他の対称の要素またはその組合せで表現できるものを除外すると,四回回反軸だけが必要な対称の要素となる。かつては結晶の形態について,四回回反軸の代りに四回回映軸(回転+反射)という名称が用いられたが,結果的には同じであり,空間格子における対称の要素との一貫性から回反軸という名称が使われるようになった。他の要素と重複する回反軸は,1回が対称心,2回が鏡面(対称面)で,3回と6回の回反軸はそれぞれ6回と3回の回映軸に相当する。
執筆者:高野 幸雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報


ある軸のまわりに回転し,引き続いてその軸の1点Pに関し反転させることを回反といい,その軸を回反軸という.2π/nの回転に続く反転によって
で表す.また,点Pを回反の
は
はその軸に垂直な