回収硫安(読み)かいしゅうりゅうあん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「回収硫安」の意味・わかりやすい解説

回収硫安
かいしゅうりゅうあん

アンモニア硫酸のどちらかを各種工業で使用したのち,これを回収して製造する硫安。一般に,ナイロン原料であるカプロラクタムを製造する際の廃液やベンベルグ人絹を製造する際の廃ガスから得られるものが多い。日本において生産される硫安の大半は回収硫安である。おもに窒素肥料として利用される。

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世界大百科事典(旧版)内の回収硫安の言及

【硫酸アンモニウム】より

…しかし硫酸根を含むため土壌の酸性化をもたらす欠点があり,また硫酸資源の適正利用という観点からも,尿素に比べて傍流的存在となっている。製法自体も他工業プロセス中に組み込まれ,その中での副生物,回収物として採取され,副生硫安,回収硫安と称して利用されているのが現況である。肥料公定規格ではアンモニア性窒素20.5%を保証する。…

※「回収硫安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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