回首(読み)かいしゅ

精選版 日本国語大辞典 「回首」の意味・読み・例文・類語

かい‐しゅクヮイ‥【回首】

  1. 〘 名詞 〙 首をめぐらすこと。ふりかえって見ること。
    1. [初出の実例]「離心積日風煙遠。回首前程指落暉」(出典文華秀麗集(818)上・和金吾将軍良安世春斎別筑前王大守還任〈嵯峨天皇〉)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐封禅文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「回首」の読み・字形・画数・意味

【回首】かい(くわい)しゆ

ふりかえる。唐・杜甫〔将に南に赴かんとし、李剣州弟に寄別す〕詩 戎馬相ひふ、に何れの日ぞ 春風回首す、仲宣の樓

字通「回」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android