因幡国分寺跡(読み)いなばこくぶんじあと

日本歴史地名大系 「因幡国分寺跡」の解説

因幡国分寺跡
いなばこくぶんじあと

[現在地名]国府町国分寺

寺域は国分寺集落の全域にあたると推定される。昭和四〇年(一九六五)頃集落南方の水田から塔跡の礎石が一七個発見された(うち八個が国分寺境内に移されている)。同四七年からの調査により、二二〇メートル四方に及ぶ寺域のほか南門跡・塔跡などが確認されている。細男さおと神社の南約九〇メートルの農道わきの水田下からは上部が削平された版築による掘込み地業が検出され、南門跡に比定された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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