因襲・因習(読み)いんしゅう

精選版 日本国語大辞典 「因襲・因習」の意味・読み・例文・類語

いん‐しゅう ‥シフ【因襲・因習】

〘名〙
① 昔からの習慣作法風習をうけつぎ従うこと。
※教部省達第二四号‐明治六年(1873)七月七日「祭祀典則は之を遵守して違乱すべからず。其一社の例祭民俗因襲の神賑等は地方の適宜に循ひ行ふを得べし」 〔劉歆‐移太常博士書〕
② 昔から続いていて、現在では弊害が生じているようなしきたりに無批判に従うこと。また、そのようなしきたりや風習。
※新聞雑誌‐二三号・明治四年(1871)一二月「陋習(いやしきならひ)に因襲(インシウ)し」

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