学術情報の円滑な流通およびそれを機能させる仕組みとしての図書館などの発展を支援するため,メロン財団(Andrew W. Mellon Foundation)などの基金を得て1997年に米国で設立された財団.1956年設立の図書館振興財団(Council on Library Resources)と1986年設置の保存・アクセス委員会(Commission on Preservation and Access)が合同してできた.電子情報の保存などの学術情報利用や図書館運営にかかわる重要課題の提示,調査研究,関係機関による協議の場の設定などを通じて,将来の図書館の指針づくりにおける先導的役割を国内外で果たしている.ワシントンDCに事務所がある.