固定小数点演算(読み)コテイショウスウテンエンザン

デジタル大辞泉 「固定小数点演算」の意味・読み・例文・類語

こていしょうすうてん‐えんざん〔コテイセウスウテン‐〕【固定小数点演算】

小数点位置が固定された固定小数点数を用いて行う四則演算コンピューターにおいては、扱う数の絶対値範囲が限られている計算に用いられ、あたかも整数値のように扱うことで処理が容易になり、高速で計算できる。→浮動小数点演算
[補説]例えば「1500×0.06」という乗算の場合、いったん「1500×6=9000」と整数化して計算したのち、小数点以下の桁数(2桁)から小数点の位置(左に2桁ずれる)を決めて「90」を得る。コンピューターでの実際の演算処理は二進法で行われる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「固定小数点演算」の解説

固定小数点演算

コンピューターで用いられる演算方式。固定小数点とは、小数点をある位置に固定して表現すること。たとえば、整数の場合であれば、数値の最下位桁の右側に小数点を固定し、演算を行う。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

IT用語がわかる辞典 「固定小数点演算」の解説

こていしょうすうてんえんざん【固定小数点演算】

「固定小数点数」の別称。⇒固定小数点数

出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android