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固有色 こゆうしょくlocal colour

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

固有色
こゆうしょく
local colour

絵画用語。自然の物体それ自身の固有の色。他の物体の色の反映とか,隣接する物体の色の影響を受けることなく,平常光線もとで見られるその物自体の色。灰色の道に青々と茂った並木がある場合,強い陽光の下で道は青緑色に見える。このような色は仮象色であって,道の固有色は灰色である。印象派の画家たちは,自然を外光のもとにおける色彩現象としてとらえ,固有色を否定した。

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世界大百科事典内の固有色の言及

【油絵】より

…この色を中間調として最明部を白,暗部を暗灰色で大まかな明暗調子を与える。とくに鮮やかな発色を要する個所はその固有色local color(この場合は絵画表現とくに宗教画で約束ごととしてものに決められている色合い,例えば聖母(若い女)や聖人(老いた男)の肌の色など)を薄く半透明に覆っておく。こうした下描きの上から透明なグラッシを与えて仕上げる。…

※「固有色」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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