国作村(読み)こくさくむら

日本歴史地名大系 「国作村」の解説

国作村
こくさくむら

[現在地名]豊津町国作

国分こくぶ村の北東に位置し、はらい川の西岸、豊津台地の北に立地する。西は惣社そうしや村。同村との境付近に豊前国府跡推定地が所在する。当地に惣社八幡神社があるが、古代の惣社から連続するものかは不明。元和八年人畜改帳では御蔵納分の高一二八石余と給人四人分の高六〇〇石余の二筆に分けて記され、家数五一・人数一一〇、うち惣庄屋一(国作善七郎)・庄屋一・百姓一八・名子など二八、牛一三・馬三。以後国作手永は幕末まで存続し、文久元年(一八六一)まで惣庄屋(大庄屋)役宅が村内に所在した(同年「酉御用日記」国作手永大庄屋文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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