国直(読み)くになお

日本歴史地名大系 「国直」の解説

国直
くになお

[現在地名]嘉手納町国直

野里のざと地区の東にある。もとは野里ぬざとう村に形成された屋取集落で、クンノーイとよばれた。南は野国ぬぐん川上流の小河川ウクマガイを隔て上勢頭ういしーどう(現北谷町)。「おもろさうし」巻一四の六二に「一 きこゑくになおり(有名な国直に)/いりてみつこゑは(入りて水乞えば)/みつなきやん(水はない〔といって〕)/まみき いちやす まくに(真神酒を出す真国)/又 とよむくになおり(鳴響む国直)」とある。旅人が水を乞えば真神酒を出して歓待すると、国直の豊かさを予祝している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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