国連インド・パキスタン軍事監視団(読み)こくれんインド・パキスタンぐんじかんしだん(英語表記)United Nations Military Observer Group in India and Pakistan; UNMOGIP

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

国連インド・パキスタン軍事監視団
こくれんインド・パキスタンぐんじかんしだん
United Nations Military Observer Group in India and Pakistan; UNMOGIP

インド・パキスタン戦争契機に組織された軍事監視団。加盟国の提供する非武装の将校によって構成される。 1948年1月インドの王侯国であるジャムカシミール州の帰属をめぐるインド・パキスタンの戦争について,インドは国連安保理に申し立てを行なった。安保理は国連インド・パキスタン問題委員会の設立を決定し,この委員会は本監視団の設立を決議した。 49年1月に両国間で合意された停戦の監視がその目的であった。 65年に両国軍は戦闘を再開したが,本監視団の支援によって間もなく戦闘は停止した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android