将校(読み)しょうこう(英語表記)military officer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

将校
しょうこう
military officer

軍隊における指揮官の階級。国によって呼び方は違うが,尉官佐官将官の3段階に大別される。軍の中核として部隊を指揮するように訓練されているが,部隊の指揮のほかにいろいろ重要な任務がある。平時ではほとんど大部分職業軍人である。近代的な将校制度が確立したのは,フランス革命に伴って生れた国民軍による。現在では将校の採用には各国ともに特定の身分や階層からではなく,広く一般国民のなかから採用している。採用には年齢と健康上の制限があり,試験,検査を受け,合格した者が各軍学校で教育を受け,養成される。また下士官から進級する道も開かれているが,この場合も試験と所定の教育を受けるのが通例である。

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精選版 日本国語大辞典の解説

しょう‐こう シャウカウ【将校】

〘名〙 (「校」は木・竹の囲い。古代中国で、軍の指揮官の居所に設けたところから)
士卒を指揮する職。また、その職にある人。
※黄葉夕陽邨舎詩‐前編(1812)三・開元琴歌「娼妓淫歌将校帳、俳優戯舞王侯筵」 〔魏書‐太祖紀〕
② 軍隊で、少尉以上の武官の総称。〔軍制綱領(1875)〕

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世界大百科事典内の将校の言及

【軍隊】より

…それと同時に,主として核兵器による大破壊を回避するため,戦争を抑止しあるいはエスカレーションを防止するために政治が軍事に介入する度合が,最高統帥ばかりでなく,危機の段階から戦争の全期間を通じ軍隊の下部機構にまで及ぶ傾向が生じつつある。党軍的性格をもつ社会主義諸国では,軍隊の戦闘単位にまで政治将校が配員されており,ベトナム戦争においては,アメリカ軍においても間接的ながらそのような傾向がみられた。戦後のもう一つの特徴は,軍隊の国際化の傾向であり,国際連合軍,NATOやワルシャワ条約などのような地域的な集団保障に基づく統一軍,日米,米韓などのような2国間の安全保障体制等が,世界の主要な地域にはりめぐらされ,さらに武器援助や売買が世界的な規模で行われているため,一国の軍隊は国際的な性格を強くしつつある。…

※「将校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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