国際貿易機関(読み)こくさいぼうえききかん(その他表記)International Trade Organization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際貿易機関」の意味・わかりやすい解説

国際貿易機関
こくさいぼうえききかん
International Trade Organization

略称 ITO。世界貿易秩序の確立を目指して設立が準備された国際機構。 1945年 11月のアメリカ提案出発点とし,48年3月にハバナで 53ヵ国が ITO憲章に署名したが,アメリカを含め多くの国にはそれぞれ立場からの不満があり,批准国がわずか2ヵ国であったため創設されなかった。そして,「関税および貿易に関する一般協定」 GATT (→ガット ) が ITOの代りをつとめることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む