国際貿易機関(読み)こくさいぼうえききかん(英語表記)International Trade Organization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際貿易機関」の意味・わかりやすい解説

国際貿易機関
こくさいぼうえききかん
International Trade Organization

略称 ITO。世界貿易秩序の確立を目指して設立が準備された国際機構。 1945年 11月のアメリカ提案出発点とし,48年3月にハバナで 53ヵ国が ITO憲章に署名したが,アメリカを含め多くの国にはそれぞれ立場からの不満があり,批准国がわずか2ヵ国であったため創設されなかった。そして,「関税および貿易に関する一般協定」 GATT (→ガット ) が ITOの代りをつとめることとなった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android