園田 清秀(読み)ソノダ キヨヒデ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「園田 清秀」の解説

園田 清秀
ソノダ キヨヒデ


職業
ピアニスト 音楽教育家

生年月日
明治36年

出生地
大分県 大分市

学歴
東京音楽学校(東京芸術大学)器楽科卒

経歴
大分中時代に美術教師をしていた洋画家・山下鉄之輔の感化を受ける。東京音楽学校(東京芸術大学)に進み、レオ・シロタらに学ぶ。昭和6年フランスに留学、ロベール・カサドジュに師事。留学中にヨーロッパ人の音感の良さに目をみはり、原因を幼い頃からの音楽環境に見いだして絶対音感早期教育の重要性を確信。帰国後はその実践に取り組み、10年東京で成果を発表して注目を集めたが、早世した。4歳の頃から早期教育を施した長男・高弘は後年ピアニストとして国際的に活躍し、日本芸術院会員、文化功労者となった。

没年月日
1935年 12月8日

家族
長男=園田 高弘(ピアニスト)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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