…《遼史》太祖紀に,輺重(しちよう)隊の随伴を失った戦闘部隊の士卒たちが馬をほふり,〈野菜〉を摘んで食にあてたとあることでも明らかなように,野菜とはまさに山野に自生する菜,すなわち,食べられる野草の謂(いい)にほかならなかった。そして畑,つまり菜園で栽培されるものは園菜,園蔬と呼ばれていた。古代中国以来のこうした正確な名義は,平安時代の日本でもそのまま受けつがれ,《和名抄》は当時の食用草本の大部分を〈園菜類〉と〈野菜類〉とに区分している。…
※「園蔬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...